第2弾!新大コシヒカリの土鍋ご飯が食べられるお店に行ってきました!
令和5年産・話題のお米品種のひとつに新大コシヒカリという、お米があります。
▼新大コシヒカリについてはこちら
新大コシヒカリ発売! 今年令和5年産から全国デビューとなり、『今の日本の気候で1番美味しく育ったお米』とも言えるお米界の期待の品種・新大コシヒカリ(品種名:コシヒカリ新潟大学NU1号)。異例の猛暑となった今年、お米[…]
こちらの記事は、新大コシヒカリを取り扱い、出荷している会社・お米場田心の中の人が新大コシヒカリを土鍋で炊いて出してくださるお店に実際行ってみる!という企画の第2弾。
今回は神奈川県にある株式会社ミツハシのGOHANYA’GOHANという土鍋ごはん屋さんにお邪魔しました!
▼第1弾【新大コシヒカリ×土鍋ごはん特集】米福(東京・恵比寿)の記事はこちら
【第一弾】新大コシヒカリの土鍋ご飯が食べられるお店に行ってきました!お米場田心で人気の令和5年産品種のひとつに【新大コシヒカリ】(しんだいこしひかり)があります。新大コシヒカリは新潟大学農学部の方々が教授を筆頭に20年もの歳月をかけて開発し[…]
横浜・みなとみらいで食べられる土鍋ごはん・新大コシヒカリ
今回は神奈川県横浜・みなとみらいにあるGOHANYA’GOHAN(ごはんやごはん)さん。
ここはお米の一貫メーカーである株式会社ミツハシが手がけている土鍋ごはん屋さん。
なんと毎月お米の品種が変わり、毎日土鍋で炊いた玄米と白米を選ぶ事が出来、なんとおかわり自由!
ごはん好きの方にはとてもうれしい贅沢な土鍋ごはん体験ができる和食レストランです。
一口目の味の濃さに感動!つやつやぴかぴかの炊きたてごはん
厨房で炊き上がった土鍋ごはんはつやつやぴかぴか。
ほんのりおこげの色がついていて、土鍋ごはん特有の美味しそうなごはんが運ばれてきました!
まずはごはんを一口!
この時の甘みは衝撃的!ふわっと新大コシヒカリの甘みが口いっぱいに広がり、『え!土鍋で炊く新大コシヒカリってこんなに美味しいの!!!』とビックリしたのを覚えています。
外食でお米・ごはんを一口食べて美味しい!と思うことってなかなか無いことだと思いますが、GOHANYA’GOHANさんでの一口目は感動レベルでした。
五ツ星お米マイスター!お米のプロに聞いてみた!
今回はさらに株式会社ミツハシさんにお邪魔し、お話を伺いました。
ミツハシライス公式キャラクターミツハシくん
お一人目は五ツ星お米マイスターでもあり一級惣菜管理士の原元さん。
お二人目はの三ツ星お米マイスターの中山さんです!
ちなみに中山さんは、毎月GOHANYA’GOHANでどのお米にしようか決めていらっしゃる方!毎月いろいろ考え、何度も炊きながらどのお米にするか決めていらっしゃるんだそう。
お米を決める際は、事前に入念な水加減・火加減の調整をして品種の特性を最大限表現できる炊き方をスタッフ間で共有。まさに土鍋ごはん一筋の方です。
たくさんのお客様に召し上がっていただいた新大コシヒカリの美味しさと土鍋ごはんを美味しく炊く秘訣について伺ってきました!
お客様の新大コシヒカリの反応とは
▶中山さん
実は今回の新大コシヒカリ、お店で出たお米の数量が過去最高と言えるほど大好評でした。
GOHANYA’GOHANでは、ごはんのおかわりが自由ということから、今回の新大コシヒカリは特におかわりが多かったです。
炊いても炊いても間に合わない!という1カ月でした。
土鍋ごはんのプロに聞いてみた!新大コシヒカリを初めて食べた時の感想
▶中山さん
いつものように1番初めに新大コシヒカリを土鍋で炊いて試食した際、ビックリしました。
甘くてモチモチした食感で凄く美味しくて、初めてこんなに美味しいお米を食べたな、と感じました。
コシヒカリは粘り気のあるお米なので柔らかくなってしまい、粒を感じる事が出来ない炊き上がりになってしまうことが多いんです。土鍋との相性もほどほどで、炊飯が難しいのです。
毎月のお米を決める際は炊き上がりの良さも大切なチェックリスト。
なので、はえぬき等しっかりした粒の方が炊き上がりが良く、ピンとした粒立ちの良いお米が炊ける品種を選びがちなのです。
ですが、新大コシヒカリを始めて炊いた際、粒がしっかりしていて甘みもありコシヒカリの美味しさを楽しめるお米だと感じました。コシヒカリなので炊き上がりが不安だったのですが、ピンと立った粒を見て安心しましたね。1回目ですぐ、土鍋と相性の良いお米・土鍋と相性の良いコシヒカリだと感じました。
もちろんスタッフからも大好評。みんな一口目で『美味しい!』と言ってましたよ!
土鍋ごはんのお米を選ぶ基準
▶中山さん
土鍋でご飯を炊くので、火の当たりなどが難しくなく美味しく炊けるものをベースとしています。
しかしながらごはんの甘さなどに応じてなかなか上手に炊けない時は苦戦します。
何度も試してベストを見つけることも少なくありません。
また、他にも『お客様がご自宅では食べないような品種』『聞いたことの無いような特別なお米』を基準に考えています。
そんな中、新大コシヒカリは特に特別感のあるお米と感じるお客様が多くて、『どこで買えますか』という問い合わせが多かったです。
レジ横に置いていた二合サイズの新大コシヒカリをお持ち帰りで購入されるお客様も多く見られましたよ。
白米と玄米、圧倒的に白米が人気だった!
▶中山さん
お店では白米と玄米を選べておかわり自由ですが、最近は健康志向のお客様が多く、玄米を選ぶ方が多くいらっしゃいます。
浸水の時間や炊き方の難しさ、玄米を購入するハードルが高いなど、自宅で食べない方が多いことから、外食では選べるなら玄米を食べよう!というお客様が多いんです。
ですが、新大コシヒカリはネーミングから選ばれ、美味しくておかわりをするという方が非常に多かったです。
常連さんの中では、いつも玄米なのに白米ばかり食べるお客様も多くいらっしゃいました。
男女比で見ても半々ですが、男性のお客様の玄米率は結構高いのです。
私達米業界から見ても玄米のニーズはもう少しあるのではないかと思います。
土鍋ごはんのプロが教える!土鍋で炊くときのポイント
▶中山さん
新大コシヒカリを土鍋で炊く際に注意したポイントは水加減ですね。
少しお水を少なめにして炊飯しました。
土鍋でごはんと炊く際お水を少なくしてしまうと、感じる甘みが少なくなりがちなんですが、新大コシヒカリは甘みもしっかりキープされていました。
水加減で甘みの出方が変わるのが普通と思っていましたが、新大コシヒカリは違っていたので、どんな方でも美味しく炊けるんじゃないかと思います。
粒しっかりめのお米がお好きな方も、もっちり柔らかめがお好きな方にもマッチすると思うので、炊き分けしなくて良いのはかなりメリットですよね。
柔らかさでいうと、以前魚沼産コシヒカリも使用したことありますが、実際のところそこまでのインパクトがある訳ではなかったのが本音です。
特に土鍋との相性は良すぎるわけではなく、柔らかく炊けてしまいました・・
新大コシヒカリもそうですが、秋田県のサキホコレも相性良くて土鍋ごはんに合っていたように思います。
美味しいお米を炊くには洗米が重要に思います。
土鍋でも炊飯器でも素早い水替えが大切で、とぎ汁に含まれる米ヌカをお米が吸収しないように、素早い洗米がキーになると思いながら仕込みをしています。
基本の浸漬は一晩。
とはいえ、今回の新大コシヒカリのようにお客様のおかわりのスピードが速い際や急ぎで炊かなければいけない時などは、少なくとも2時間は浸漬するとしています。
浸漬中の保管場所は冷蔵保存です。お米にダメージが加わらないように大切に一晩浸漬しています。
そもそもお米のポテンシャルって大切ですよね
▶五ツ星お米マイスターの原元さん
お米のポテンシャル(素材)ってとても大切だと思っていて、その素材を活かすのが炊飯だと思っています。
だからこそ異なる個性のお米をどれも同じ炊き方で炊くのはナンセンスだと思うんです。
あるお米はお水を増やしてでも火を強く入れてあげないといけない、とか水を少しにして炊飯時間を短くしよう、とか。
こういった美味しく炊き上がる調整を何度も何度も繰り返し、お客様に美味しいご飯を食べていただきたいが故に、ベストな炊き方をいつも見つけています。
良し悪しはありますが、土鍋で炊いたから美味しいというわけではなく、やはりいいお米が持つ美味しさに勝るものはないと思います。
今回の新大コシヒカリはそのお米のポテンシャルが非常に良く、大粒で粒立ち良く甘みもたっぷり感じることが出来、美味しいお米だなと感じました。
五ツ星お米マイスター・原元さんが感じる美味しいお米
▶五ツ星お米マイスターの原元さん
いろいろ食べてきましたが、衝撃を受けたのは龍の瞳。
基本コシヒカリが好きというのもあったり、柔らかめのごはんが好みというのもありますが、粒が大きく粘りの良い柔らかめのお米で美味しいと感じます。
ですが、柔らかめ派のわたしでも新大コシヒカリは非常に美味しいと感じました。
お米が持つ甘みがものすごくて、香りもそうだし噛めば噛むほど甘みが出てくるし。
粒の印象よりも味の印象が強く出てくるお米ってなかなかなくて、ほんといいですよね新大コシヒカリ。
GOHANYA’GOHANに来ればお米の世界を楽しめること間違いなし!
▶五ツ星お米マイスターの原元さん
GOHANYA’GOHANは店内にお米の食味マップが貼られていたり、メニューにお米に関する豆知識が書いてあったりとお米のことを知っていただきたい気持ちでお米のアレコレを発信しています。意外と知らないお米の世界を楽しめる空間になっています。
お料理を待つ時間も、何気なく簡単な読み物が読めることで知らなかったお米のことを知る事が出来るっていいですよね。
▼今回お邪魔したお店は神奈川県横浜・みなとみらいのGOHANYA’GOHANさん
私がお邪魔したのは夜のディナータイム。
豊富なメインのおかずの中から【ごろごろ野菜と鶏肉の玄米黒酢あん膳】を選びました。
新大コシヒカリがすすむ、濃いめの味付けでおかわりもしっかりいただきました!
お米の会社のミツハシライスが、ごはんの魅力を広げていきたいというコンセプトの下、飲食店の「GOHANYA'GOHAN」を…
みなとみらいに行った際は是非GOHANYA’GOHANさんで『美味しい土鍋ごはん』を楽しんでみてください!
まとめ
今回は土鍋ごはんを楽しむことができる土鍋ごはん専門店GOHANYA’GOHANさんにお邪魔しました!
新大コシヒカリの美味しさを存分に楽しむ事が出来、なんといってもおかわり自由のシステムが最高!
美味しいお米の素材を引き出しながら、お米それぞれの品種のことを知って丁寧に炊く大切さも勉強になりました。
ミツハシライス公式キャラクターミツハシくん
※GOHANYA’GOHANさんでは白米・新大コシヒカリをお召し上がりいただける期間が終了いたしました。
お取り扱いが始まる際は、こちらでご案内させていただきます。