ー『苗作り』の時期が一番重要という生産者さんが多くいらっしゃいます。
お米作りはどの時期も重要ですが、特に『苗作り』が1番重要な時期と言われています。
この苗作りはほとんどの生産者さんが4月からスタート!
ここで育てた苗の良し悪しが今年のお米の収穫量や品質に影響するのです。
田植えが始まる前に行う『苗作り』にもひとつひとつ工程があります。
01.苗床つくり
良い苗を作ることができる苗床には、「水の量が管理しやすい」「日当たりがよい」「風あたりが少ない」などの条件が必要です。また、地面を均平にすることもいい苗作りに欠かす事が出来ない作業。
丁寧に苗床作りを行います。
02.播種(はしゅ)
種まきにあたる播種には、一般的にベルトコンベア式の播種機を利用します。
機械に苗床をセットすると種が落ちてきて播種(種まき)をすることができます。
03.発芽期
播種後、芽が覆土から出揃うまでの期間を「出芽期」といいます。
温度管理をしっかり行いながら、無事に発芽するのを待ちます。
04.緑化期
緑化期とは暗いところで芽を出した苗を少しづつ外の環境に慣らしていく期間です。
ここでも温度管理を徹底することが大切です。
05.硬化期
苗の長さが10cm程度になると、苗作りの最終段階である硬化期に入ります。
外気に慣れさせるため、ハウスを開け閉めしながら丁寧な温度管理を行います。
良いお米を作る第一歩である、良い苗を作るために生産者さんは寝る間も惜しんで定期的に苗状況を確認し細かなケアをしています。
年に一度のお米作り。
今年、令和6年産のお米作りがもう間もなく始まります!